山ギア

【山道具】初心者必見!登山における三種の神器はこれだ!

これから登山をはじめようと思っている人。登山をはじめたばかりの人。こんなこと思ってませんか?

「登山ってめっちゃ金かかるヤバい」

そうなんです。登山ってけっこうお金かかるんです。山道具を購入すればするほど物欲が湧き出る恐ろしい趣味です……。笑

しかし、「お金ないから適当な装備でなんとかやり過ごすわー!」と思っている人がいたらマジでやめてほしい!それダメ!めっちゃ危ないよ!

なぜかって?

登山の装備・道具は安全に登山するためのツールであり、ときには自分の命を助け守ってくれるものだからです。

登山するにはたくさんの道具が必要?

山道具の世界って、集めようと思えば無限に集めれる底なし胃袋のような世界です。

自分の足を使って登るだけのになんでこうも道具が必要なんだろうかねぇ、とつくづく思います。まぁ、思っても欲しくて結局いろいろと買っちゃうんだけどね。

そもそも、山道具が必要とされる理由ってどれだと思いますか?

  1. 安全に登山をするため
  2. 自分に足りない技術面のサポート
  3. 登山を快適にする便利道具として
  4. アウトドアアイテム収集が好き
  5. インスタ映え

正解は……全部です!

1から5までの全てが山道具を買い揃える理由だと思います。

ただね、全てが同じくらいマストな理由かっつーとそうじゃない。買い揃える時期は、買い揃える理由によってかわってくると思うんです。

言い換えると、”山での重要度”によって買い揃える理由の順番があるんじゃないかと。

先に述べた5つの理由のなかで一番重要なのは1番の「安全に登山をするため」ですね。

安全に登山できないのは命にかかわるので、この理由に該当する山道具をまずはじめに買い揃えるべきなんです。

あとは2〜5の順番でしょうかね。4と5はどっちでもいいような気もする。

じゃあ、安全に登山するための道具ってなによ?ってなりますねぇ。

それこそが”三種の神器”と呼ばれる道具で、登山をはじめるにあたって基本的な装備であり、最も重要な装備でもあります。

登山における三種の神器とは?

登山において最も重要な道具である三種の神器とは、いったい何でしょうか?登山初心者必見ですぞ!

登山靴

登山における三種の神器、一つ目は登山靴です。

私は登山デビューで”登山靴の重要性”を身をもって体験したので、登山始めたい人からの相談では「登山靴は必ず準備しておいて!」とアドバイスします!

写真は現在愛用中の登山靴。数年前、goroという登山靴専門店でオーダーメイドで作ってもらいました。

靴紐は付属のものを使用してましたが灯油缶の中に落として灯油まみれになったので、最近はパラコードを使用してます。どんなに洗っても取れないのね灯油の臭いって……。

オーダーメイドなこともあり、おかげさまで今まで足が痛くなることなく使用し続けています。より快適にするために登山靴・インソール・靴下のテッパン組み合わせを現在試行錯誤中です。

登山靴購入で大切なのは自分の足にあったものを選ぶこと。既製品を購入する場合はたくさん試し履きして、店員さんに質問しまくって、しっかりと選びましょう!

登山ザック

登山における三種の神器、二つ目はザックです。

登山用ザックは一般的なリュックと違って山の中で使用するための構造になっています。

フレームが頑丈だったり、通気性に優れていたり、長時間背負っても楽だったり……。とにかく普通のリュックとは違います。

ただ登山初心者は、最初は普通のリュックでもいいと思います。最初から難易度の高い山には行かないだろうし。

もし登山を続ける気持ちが芽生えたら、早い段階で登山用ザックを購入したほうがいいと思います!

私はドイターというザックブランドのレディースモデルを使用してます。

レインウェア

登山における三種の神器、三つ目はレインウェアです。

三種の神器にレインウェアが入ってるの、最初はなんで?って思いました。晴れの日に行けば使う必要ないからいらなくね?って。

しかしレインウェア、ある意味一番重要だと思います。

理由は、自分の命を守る道具にもなるから。

山の天気は変わりやすいです。そして山の上は思った以上に寒いです。汗だくになりながら登ってきて稜線に出たらものすごい風で体が冷えて寒い……なんでこともザラ。

この状態を放置してしまうと低体温症になる可能性があります。

低体温症とは自分で体温を維持できなくなり、体温が下がり続け意識障害になりやがて命を落としてしまう恐ろしい症状です。低体温症と聞くとトムラウシ山遭難事故を思い出す人も多いと思います。

体温が下がる要因は低温・風・濡れの3つです。

これ、もろに山の上のことを言ってます。

山は標高があがれば寒いし、稜線上は風が強いし、天候が急変して雨が降りがちです。

山の上は体温が下がる要因が揃ってます。なので防水性・防風性の高いレインウェアは、山の上ではなくてはならない装備になります。

だからこそ、レインウェアはお金かけたほうがいいです。

レインウェアは外からの濡れとウェア内の蒸れ(かいた汗が蒸発)を発散できる性能をもつGore-Texや同等の性能をもったものをおすすめします。

この内外の発散がうまくいかずに”濡れ”が生じると低体温に陥ってしまう可能性があるからです。

悪天候日に登山デビューすることはないと思うので(登山デビューは晴れの日のほうが山のこと好きになるよ!)、とりあえず最初は安価なレインウェアで対応してもいいと思います。

ですが、その後も登山を続けるのであれば早い段階でしっかりしたものを購入したほうがいいです。登山ザックと同じ!

私はパタゴニアのレインウェアを使用してます。上がトレントシェル、下がクラウドリッチです。

その他「これは持っておいたほうがいいよ」

登山で大事な道具って3つだけなの〜?と思わないでくださいね!まだまだありますから!

ヘッドランプ

三種の神器には入っていないものの、かなり重要なアイテムだと個人的に思っているのがヘッドランプです。

え、日帰り登山だと必要ないでしょ?と思った人もいるでしょう。……いえ、必要なんです!

山の中って暗くなるのが早くて、空がうっすら明るくても登山道が暗くて見えづらくなります。

私自身、日帰り登山の際に下山開始時刻が遅くなり、樹林帯の下山中にすっかり暗くなってしまったことがありました。

ヘッドランプ持ってたから問題ありませんでしがた、持ってなかったらやばかったよきっと……。

日帰り登山だからと安易に考えず、常にヘッドランプは持っていきましょう!

綿100%以外のウェア(化繊やウールなど)

綿100%の服は絶対ダメです!汗かいたら終わりです!めっちゃ体冷えますから!

速乾吸収性に優れた化学繊維や保温性に優れたウールなど、登山時の季節・気温にあわせて使い分けるとかなり快適です。

サングラス

標高が高くなるにつれ日差しも強くなる山の上。日差しが目に直であたるのはよろしくないのでサングラスをしましょう。

水分

いやこれ当たり前なんだけど、書いておかないと「あれ、水って持ってかなくていいの?山でいつでもゲットできるの?」なんて思われたらどうしようと思ったので一応いれました。笑

途中にある水場や山小屋まで行けば自販機もあるけれど、絶対にゲットできる保証はありません。

必要と思われる水分は自分で持って行くようにしましょう!

私の場合、真夏は2ℓは持っていきます。

その日の天候や自分のコンディションによって500mℓしか消費しない日もあったけれど、ないよりはあったほうがいいのでいつも想定より少し多めに持っていきます。

まずは三種の神器を揃えよう!

ちょっと余談。

三種の神器のレインウェアはねぇ……バス釣りでもガンガン活躍します!

写真は、雨降ってないけどちょっと寒かったので上だけ着てる状態です。

おかっぱりはまだいいとして、ボートで釣りしてると水しぶきかかることあるし、なにより”水に浮いてると寒い”んです。

だから寒さを感じるとすぐにレインウェアを着ます。それでも寒ければ中にダウン1枚足します。雨ザーザー降ったら上下着ます。

レインウェアはアウトドアフィールド全般においてかなり使えるアイテムですぞ!

さて。ここまでいろいろと紹介しましたが、山道具ってまだまだたくさんあります。

腐る程あります!笑

それらをどの順番で買い揃えるか。それはもう個々の登山スタイルや経験によってバラバラです。

ですが、登山における”三種の神器”=登山靴、ザック、レインウェアは、安全で楽しい登山を実現するための最も重要で基本的な山道具なので最初に揃えておきましょう!

ではまた!

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