こんにちは!sawa(@sawasan33333)です!
秋田県横手市増田町にあるまんが美術館に行ってきました。
釣りキチ三平でおなじみの漫画家・矢口高雄さんの記念展を見るためと、献花台に手を合わせるためです。(昨年お亡くなりになられました)
釣りキチ三平から釣りを教わったって人、めっちゃ多いんですよね。私の旦那さんもです。正確には、魚紳さんからフライフィッシングを教わったらしいんだけど。笑
だからこそ献花台があるうちに訪れよう!ということになり、コロナ対策ガッチリして行ってきました!
はじめて訪れましたが、まんが美術館、やばいです。めっちゃ面白い場所だよここ!
このご時世なので、外出の際にマスクはもちろんアルコールタイプのウェットティッシュ、携帯サイズの除菌スプレーや消毒液を持ち歩いています。
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目次
【秋田県横手市増田町】まんが美術館
まんが美術館は日本初の「まんが」をテーマにした美術館です。
増田町出身の漫画家である矢口高雄さんの偉業を記念して1995年に開館し、リニューアルオープンをへて2021年現在もまんが文化の魅力を世界に発信しています!
貴重な原画の保存や展示にも力を入れており、全国でも屈指のアーカイブ施設も兼ねているまんが美術館。
もうね、てんこ盛りですよ。
錚々たる漫画家の原画展示や企画展、数万冊におよぶものすごい数のマンガライブラリー、館内に入ればとにかくまんが、まんが、まんが……
天国や、ここ。笑
しかも特別企画展以外の常設展示コーナーは無料で見れます!マジ神!
入館の際は消毒、検温、代表者による記入用紙などコロナ対策もバッチリ行われていました。もちろんマスクでの入館です。
まんが美術館の入り口を入ってすぐに券売機があり、記念展のチケットはここ購入します。大人800円でした。
館内は写真OKな場所とNGな場所が明確になっていて、スタッフの方が事前に説明してくれました。(動画はほぼNG)
今回の記念展は、写真はOKだけどフラッシュや三脚での撮影はご遠慮ください、とのことでした。
撮影した写真をブログに載せても良いか聞くと快くOKしてくださいましたので、写真多めで記念展含めまんが美術館をご紹介していきますぞ!
来場したくても来れなかった人たくさんいると思いますので、そういった方に少しでも楽しんでいただければ幸いです(^ ^)
矢口高雄画業50周年記念展〈写真多めでご紹介!〉
矢口高雄画業50周年記念展は第1部と第2部にわかれていました。
記念展入場口でスタッフに入場券を渡し、フライヤーや記念カードをもらっていざ、第1部会場の中へ!
第1部会場
記念展の第1部は矢口高雄さんの作品年表が廊下の壁一面にずらーっと並んでいました。
年表の反対側には、矢口先生が世に生んだキャラクターが等身大パネルでずらり!
各キャラクターが過ごしていたであろう四季折々の風景もたくさん並んでいます。
壁一面をうめつくすほどの年表は、生前の矢口先生がいかに世にまんがを生み出していたかを表しています。ものすごい数だよ。
矢口高雄さんの最初の作品が『鮎』というタイトルだったことをここで初めて知りました。ほんとに好きなんだな〜釣りが。
釣りキチ三平をはじめ、本当に多くのキャラクターが勢揃いしています!
釣りのほかには、マタギ文化や雪国での暮らしなどを題材にしたものが多くありました(マタギ文化に非常に興味があった、とどこかに書かれていました)。
年表が終わると作品それぞれが時系列に紹介されているコーナーへ。
こちらも時系列で、各まんがの原画も展示されていてマニアにはたまらん内容となっておりました。
バスボーイQ!
作品順に追っていくと、釣りキチ三平が思ったより後半なことにびっくり。
本当に多くの作品を生み出してきたんだなぁ。
ふと壁にかかっていたこちら。ものすごく心に刺さりました(上下が切れていてすみません)
自分の進んでいる道をこういう言い回しで肯定するのって、ものすごくかっこよくないですか?
他には単行本の展示があったり、
矢口先生の部屋が再現されているコーナーも。
マルボロのゴミ箱が昭和を感じる!笑
さらには”矢口先生への50の質問”が大きな壁一面にありました!
「生まれ変わったら何になりたい?」という質問にひと言、漫画家、と答えていたのがシビれました。くぅ〜!
何より圧巻だったのがこれ。第1部会場奥(コンベンションホール)の壁一面に展示されていたこれ!
「山女魚群泳」という作品です。
まずはその大きさにびっくり。
縦7m×横10m。上一面を彩る作品はまさに圧巻のひと言。
さらに驚きなのは、これは画ではなくて織物(つづれ織り)であるということ。
京都の職人さんが制作を担当し、1年半の年月をかけて綴られた山女魚群泳。制作費はなんと、1800万円だって……。ひえ〜。
上ばかりに気を取られガチですが(そりゃ1800万円の巨大作品だもん!)、会場内はまだまだ作品展示が続きます。
昔のマガジンも展示されてた!これかなりレアなのでは?
第1部会場出口付近からの一枚。
第1部会場だけでも大満足な記念展ですが、一旦会場を出てすぐに第2会場へと足を進めます。
第2部会場
秋田魁新報社との連携企画である第2部は、聞き書き連載「時代を語る」を書籍化した『マンガ万歳〜画業50年への軌跡』を元にした回顧録展です。
貴重な資料と原画が惜しむことなく展示されていました!
雪深い雪国での生活。就職か進学かで揺れた学生時代。無事に銀行マンになれたと思ったら途中で辞めて漫画家への道へ。
なんと矢口先生、北都銀行にお勤めされていていたんだって!すっごい親近感!笑
横手市の観光ポスター用の画をてがけた際のエピソードが、けっこう毒づいていて面白かった!
矢口先生が愛用していた釣竿の展示も。
年季がすごい!
こういった詩のようなものも多く書かれていて、中には心にぐさりと刺さるものも。
第2部もボリュームがすごくて、時間をかけてゆっくり見て回りました!
見学を終えて、今度は館内全体をまわってみることに。
マンガカフェ
第1部会場と第2部会場の間に「マンガカフェ」がありました。
まんが美術館ならではの個性溢れるメニューが揃っていて、視覚的にも楽しめるようになっていました!
矢口先生の記念展とのコラボメニューも!(※現在は終了しています)
個性のクセが強い。笑
いろいろ注文してみたかったんですけど、この時けっこうお腹いっぱいで……。
なので、カフェラテのみ注文しました。入り口にある券売機で事前に購入します。
このマンガカフェ、興奮ポイントはメニューだけではありません。
店内の壁、です。
なんと!矢口先生をはじめ、まんが美術館を訪れた数々の作家さん直筆の画やサインがあるんです!
これやばくない!?
塾長ーーー!笑
まさかここで男塾塾長・江田島平八に会えるとは!笑
みなさん漫画家だから当たり前なんだけど、直で壁に書いてめっちゃ絵上手いのってすごくない!?(だから漫画家なんだけどね)
壁をひとしきり満喫したころ、注文したカフェラテが運ばれてきました。
ウォォォォォォー。笑
このウォー、どんなに飲んでも消えないのが不思議だった。味は普通に美味しかったです!
けっこう飲んだけど消えないウォー!笑
最後にすすって飲み込んでやりましたよ!
コースターは記念に持って帰ってOKだそうです。
1階には他にも、
- 常設展示室
- マンガ文化展示室
- マンガの蔵
- ショップ
など、まだまだたくさん見学できる場所があります!
しかーし!ずっと気になっていた2階へと足を進めますぞ!
2階もマンガ愛で溢れている
館内の中央にある吹き抜け。ここも壁一面まんがです。
これを見ながら螺旋階段を登ると、マンガコーナーがあります。
片側が名作コーナー、反対側が手塚治虫コーナーになっていました。
奥にはマンガライブラリーという部屋があり、中にはたっっっくさんのマンガがあって読み放題です!
驚いたのが、2020年のまんが大賞受賞作品があったこと!
他にも最近話題の新しいマンガがけっこう揃ってた。
こういう施設って古いものしか置いてないイメージがあるけど、しっかりと最新のマンガも揃えていてびっくりした!やるなぁまんが美術館!
てか、ここ無料で使えるってやばくない?近所なら毎日きますけど。笑
とりあえず『花の慶次』1巻を椅子に座ってじっくり読んできました。笑
マンガライブラリーの隣にはワークショップを行うスペースもあって、作ったり書いたりと様々な企画を行っているそうです!
マンガスクールも開催しているようなので、将来漫画家になりたい人は参加してみてはいかがでしょうか!
廊下にも楽しめる工夫が
2階廊下の壁一面には、名作まんがの名言が展示されています。
だいぶここで時間とられました。だって、楽しくて!笑
慶次派だけど、この名言には勝てんね。
ヤス!あんたいいよ!痺れるよ!
誰もが知っているであろう名言。
このシーン、コンビニでジャンプ立ち読みしてるときに読んでガチ泣きしたの今でも覚えてる。笑
鴨川会長……!このセリフは今を生きる全ての人に刺さるね。
ちなみにはじめの一歩の個人的ベストマッチは誰がなんと言おうと木村vs間柴!
よくわかんないけど超名言だと思う、これ。笑
こうさらっと言ってのけるクールさを持ちたいもんですねぇ。(きっと裏には熱い闘志があるんだろうけどね)
くぅ〜!たまらん!
その後の三井はね〜、誰もがゾクゾクした名シーンを生むほどの名シューターになるんですよ〜!
「この音が……オレを蘇らせる。何度でもよ」ってね。
でも、個人的には陵南戦でのメガネ君の3ポイントシュートもたまらんシーン!
……こんな感じで廊下で一人盛り上がってました。笑
自分って、自分が思うより漫画好きなんじゃん!と気付けた2階での時間でした。
矢口高雄先生、ありがとうござました。
最後に、事務所側の献花台へ手を合わせにいきました。
正直、釣りキチ三平をちらっと読んだことがあるくらいで矢口先生の生粋のファン、というわけではなくて。
しかし、漫画は好きです。そして、自分が思ってる以上に漫画が好きだということに今日、気づかされました。
知らないうちに、漫画からいろんなことを教わっていました。
矢口先生が願った未来が、ここにありますよ。
矢口先生。長い間本当に本当におつかれさまでした。
天国でもかわらず漫画を書いていそうなので、もし自分がそっちに言ったらぜひ読ませてください。
ありがとうございました。またまんが美術館に遊びにきますね!
ではまた!