「この勉強、意味あんの?」
10代の頃にこう思ったことがある人、たぶん多いと思います。
私は心の底から思ってました。ほんっっっっっとに思ってました!ほんとに!
関数、ピタゴラスの定理、微分積分、物理、化学……。これら全部まじで勉強しても将来使わないし意味ないって思ってました!心底ね!
そうです。私は理数系大嫌い人間です。
でもただ嫌いなわけじゃないんです。自分の人生で絶対に使うことないだろう=無駄だと勝手に判断していたんです。一生懸命やったって使わないんだから無駄じゃん、と。
しかーし!時がたった今はこう思ってます。
「もっと勉強しておくんだった……!」
なんともありがちな話です。でも、あんなに勉強に意味を見出せなかった自分がまさかこのセリフを言うことになるなんて……と、自分が一番びっくりしています。
なぜこう思ったのか?
それは、ある資格を取ろうと勉強をはじめたのがきっかけでした。
目次
勉強なんてマジ意味ない!と信じてやまなかった学生の頃
学生の頃。私は勉強より遊ぶことにエネルギーを注いでました。
「サインコサインとか大人になったら絶対に使わないでしょ!なのに覚えたって意味ないでしょ!てか、それよりもっと大事なことあるでしょ!」と勉強を放棄して毎日好き勝手やってました。
特に高校時代はひどくて、駅前ウロついて〜、カラオケいって〜、バイトいって〜、それから遊びにいって〜、寝るために家に帰って〜の繰り返し。日々の生活で学校の勉強に対するウェイトがほんっとうに低かったです。
なのでテストは赤点が当たり前。点数二桁いったら上出来。真剣に解いたのに0点だったこともあります。
こんなダメ人間でもそれなりに毎日楽しく過ごしてました。卒業してからはスノーボードや登山にハマって人生がもっと楽しくなりました。
大嫌いな数学や物理などの知識を必要とする場面なんて1度もなかった。これが死ぬまで続くと思ってた。それなのに……。
資格取得を志してわかった驚愕の事実
私がどうして「勉強はしとくべき!」と思うようになったのか。
きっかけは、勉強せざるを得ない状況になったから。
きっかけは、ドローンによる空撮をはじめようと思ったこと。
で、ただドローンを導入するだけじゃなく勉強も始めたんです。やるからにはドローンの操縦技術を磨くだけでなく知識もしっかり学ぼうと。目指すはドローン検定1級の取得だ!と目標を決め、やる気まんまんでした。
ただ……ドローンって、めっちゃ理数系なんだよね。
これ考えればすぐにわかるけど、なんてったって理数系の脳みそがない私には全く想像ができてなかった。なので、勉強はじめてすぐに「これはやばい」と思いました。
物理学、電子工学、流体力学、これらに関する様々な計算式……。
え、聞いてないし!と思いました。笑
私はほんっとに勉強してきてなかったので、ドローン検定の勉強をするにあたり中学数学・理科の勉強からやり直しました。これマジだかんね。
ちょくちょく出てくる単語や計算方法でつまずくたびにネットで調べて勉強し直しながら新しい知識・専門用語を覚えていきました。やらなくていいはずの勉強もしているので時間が無駄にかかったし、試験当日までの日々はめっちゃ疲れました。
おいおい、学生当時からしっかり勉強していれば心も時間も余裕をもてていたのでは自分よ……。
そして行き着いたわけよ、これに。
「もっとちゃんと勉強しとくんだったぁーーー」
重要なのは「未来の自分」への貯金
以前、テレビであるミュージシャンが言ってました。
夢がない、何をやっていいかわからない人はとりあえず貯金をはじめよう。
やりたいことや夢が見つかったときに、お金があればすぐ行動に移せるから。せっかく見つけたのに「お金がないからやれない」という状態は一番避けるべきだ
いや〜そうだよなぁ〜、とテレビを見ながら納得したのを覚えています。
これ、同じことが学校の勉強にも言えると思うんです。
将来やりたいことや夢がみつかったとき。それには勉強が必要だった場合、土台がしっかりしていれば自信を持って挑戦できます。
もし土台がグラグラだったら立て直しが必要だし、それにはけっこうな労力も必要。
……勉強の貯金、絶対しておいたほうがよくね!?
なにもトップの成績をとれってことじゃないよ。最低限学校の勉強はしようね、放棄しちゃ貯金できないよって話。
未来の自分のために貯金をしてあげる。
こんな気持ちをもって学校の勉強していたら、遠回りせずにもっとまっすぐに目標にむかっていれただろうなぁと思います。
”どれだけアンテナを張れるか”も重要!
「今ならこうなりたいって言えるのに。今ならここの大学に行って勉強したいって思うのに。なんで10代の頃にこう思えなかったんだろ」
「学校の先生ってさ、勉強だけじゃなくて「こんな人生があるよ!」って教えてくれればいいのに」
「10代の頃に人生決めれるわけないじゃん。選択肢どれだけあるかわっかんないし」
こんな話をしたら、旦那さんがこう返してきました。
「アンテナはいろんなところにあったはずだよ。俺らがそれに気づけなかっただけだよ」
なるほどー、と思いました。と同時に、他力本願丸出しな自分が恥ずかしくなりました。
これ、けっこう重要だと思います。アンテナに敏感になれれば、自分に何が必要かを自ら選ぶ機会がより生まれるんだもん。
これって未来の自分への貯金、かなり増やせそうだよね。
えーと。何が言いたかったかというと。
みんな!「勉強しとけば良かったってガチだよ!」って話!
これを心のどこかに置いておくだけでも、けっこう人生かわるんじゃないかなって思います!
ではまた!