真夏の鳥海山で、あたり一面”青”すぎる絶景に出会うことができました!そのときの山行レポートです。
目次
2018年8月8日 鳥海山・象潟口コース 御浜小屋ピストン
鉾立登山口ー(80分)ー賽の河原ー(40分)ー御浜小屋ー(30分)ー賽の河原ー(60分)ー鉾立登山口
10:42 鉾立登山口スタート
御浜小屋までのピストン予定なので朝はゆっくりめのスタート。ここ最近は山トレーニングと題してザックを2倍近く重くして登っていたけれど、今日はその効果を確かめるため軽量で挑みます。そりゃあもう軽くてスキップできるぐらいに感じた……。
鉾立駐車場に到着した時点ではあたり一面ガスの中。しかし、登りはじめてすぐにガスの上にでました!
真夏のだだっ広い青空ですが、それほど日差しが強いとは感じず。いつもより荷物が軽いのもあってサクサク登っていきます。
10日ほど前はあたり一面雪渓で覆われていた場所。ほとんど溶けてしまったようで、雪の下に埋もれていた登山道が完全に露出していました。10日あれば景色がいっぺんするのが山の上。
雪渓が端っこにすこーし残っていました。山をはじめてから真夏に雪を見ることに慣れてしまったけれど、よく考えればこれってすごいこと。だって今、8月だよ。真夏だよ。
気持ちのいい青空ハイクが続きます。咲いてる花たち、生えてる草たちもどこか嬉しそう。
登っていけばいくほど青空が近くに。それにしても今日の空は清々しい青だ。
夏山映えのニッコウキスゲ。広い青とギラギラした緑に黄色が映えます。
11:34 賽の河原
1時間かからずに賽の河原に到着。なかなかいいペースで登れています。しかし、さすがに暑くなってきました。
雪解け水で頭や顔、手を冷やします。これがとっても気持ちいいー!
休憩もそこそこ、御浜小屋を目指します。
途中で綿毛になったチングルマたちと会いました。まだまだ夏真っ盛りの時期ですが、山の上では夏の終わりが訪れはじめています。なんだか寂しいなぁ。
ある程度登ってから何気なく振り返りました。そしたら……これ!
き、きれいーーーーー!
空!海!青!どっちも!きれいなブルー!!それを高いところから見ている!!!
雲がよけていくとますます青が映えます。というか、青ばっかり!空と海の境界線が白んでいるのがまた良し。
絶景を前に登る足が止まりがちに。加えて心地よい風、適度な疲労感。もうここで大の字で寝たい!
進むにも後ろばっかり振り返って写真撮ってるからほぼ後ろ向きで山登ってる、というね。
秋田県側の下界が見えます。象潟町かな?
写真には写っていないけれど、遠くの男鹿半島もはっきり見えました!
”鉾立!の看板がドヤ顔してるように見えた。なぜあなたが。まぁ気持ちはわからんでもないけど。
いつもかっこいい稲倉岳もさらにかっこよく見えます!
いつまでも青を見ていたい。この場から動きたくなくなるほど本当に綺麗で気持ちのいい青空ハイクでした!
12:05 御浜小屋到着
ほぼ後ろ向きで登ってきたわりにはいいペースで御浜小屋に到着できました。
御浜小屋周辺もたくさんの登山客で賑わっていました。
山頂付近は雲がかかっています。今日は山頂行かないけれど、すでに満足感でいっぱい。
鳥海湖の色もいつもより濃い青のように見えます。奥には山形県沿岸部がずらーっと見えるけれど、空との間に薄い雲が広がっていてちょっと残念。
十分いい天気だけどね。どうしてもさっきの後ろ歩き絶景と見くらべてしまう。
御浜小屋の向こうにみえる空の青と海の青。今日は秋田県側の景色に軍配あり!
山頂は相変わらずのガッスガス。
山頂と鳥海湖を見ながら長ーい休憩をとりました。だって、こんなに青が強い景色は滅多に見られないよ!
もっとゆっくりしたい気持ちでしたが、風が途中からびゅーびゅー吹くもんで体がめっちゃ冷えて寒くなりました。
名残惜しいが……下山!
13:15 御浜小屋出発
相変わらずの絶景ですが、午後になると雲が多くなってきました。”青”のなかを”白”が漂っていく様はコントラストが綺麗でついぼんやりと眺めてしまう。
これだけの”青の景色”を山の上から見れるなんて……鳥海山やってんなぁおい!勝手に鳥海ブルーと呼ぶことにするぞ!
下山完了するまで終始青空が広がり、1日中恵まれた山行となりました。短時間の山行で本当に美味しいとこどりした気分!
14:25 鉾立登山口
いつもの駐車場が満車になっていたので道路をはさんで反対側の少し離れた駐車場に車を停めていました。朝はガスっていたのでわかりませんでしたが、下山して帰ってくるとそこからも青が綺麗な絶景が!
……山登らなくてもいいじゃんね。笑
あ、奥に男鹿半島が見えますね!
登山しなくても車で上がってこれる場所でこんな綺麗な景色を見ることができる鳥海山。でっかくて寛大で大盤振る舞いですっごいね〜!
ただし。頑張って自分の足で山を登った人にしか見れない景色もあって、その景色は格別に感動します。
今回の私みたいに山頂までいかず途中のポイントまででも十分楽しめるのが、鳥海山登山の魅力の一つでもあります(私はこれを「徘徊登山」と言っている)。山頂まではちょっときつい、という人でも、山には出会える絶景がたくさんあります!
……まぁ、私が徘徊登山をするのは「寝坊」も一つの理由なんだけど。ジーザス!
ではまた!