山行レポート

【鳥海山】象潟口ルートで行く!秋のはじまりを感じるロングコース!(2019/9/15)

先日、久々に鳥海山の山頂へと向かいました。

ここ数年、鳥海山にはよく行くものの山頂はごぶさたでした。理由は、鳥海山の懐を歩き回って満足して下山するという徘徊癖がついてしまったから。笑

今回、久々に山頂を目指そうと山行計画を立て、ご縁あってジオパークガイドの方と一緒に登ってきました!

2019.7.15 鳥海山 象潟口ルートピストン

〈標準コースタイム〉
鉾立登山口 ーー(80分)ーー 賽の河原 ーー(40分)ーー御浜小屋ーー(60分)ーー七五三掛から千蛇谷へーー(100分)ーー御室小屋ーー(15分)ーー七高山分岐ーー(30分)ーー伏拝岳ーー(50分)ーー七五三掛ーー(50分)ーー御浜小屋ーー(30分)ーー賽の河原ーー(60分)ーー鉾立登山口

この時期は千蛇谷の雪渓がないため、谷に降りた序盤から反対側の登山道を登ります。マーキングがされていてわかりやすいですよ!

鉾立登山口 登山スタート!

秋の空!

って感じの早朝。朝焼けが綺麗でコンビニの駐車場で見とれてたら出発時間が遅くなってしまった。笑

それでも現在の時刻は早朝6時。鉾立登山口から登る象潟口コースはロングコースなので、日が短くなってくる9月〜は早朝出発が鉄則。

登山届を提出して出発します。

今回はジオパークガイドのSさんと登ります。Sさん、今日は地下足袋で挑む、とのこと。すげー。

Sさんが可愛いどんぐりを発見!この色のどんぐりははじめて見た。

ガイドともあってSさん、終始登山道の草を触って匂いを嗅いだり木の実を食べたりとマニアックな楽しみ方をしていました。笑

気持ちのいい秋晴れ!

真夏のような蒸し暑さはなく、虫も少ない。なので秋山登山が一番好き!

1時間で賽の河原に到着。標準コースタイムが1時間20分なので、なかなかいいペースで登れてます。

5分ほど休憩して、御浜小屋までの急登にとりかかっていくぅ!

急登にへばりながら横を見ると……稲倉岳どーーーん!

ここでいっつも写真撮るから稲倉岳フォトが溜まりにたまってる。笑

でもつい撮っちゃうんだよなぁ〜。

御浜小屋

いいペースを保ったまま御浜小屋に到着できました。

御浜小屋手前の鐘。

そばの階段を登ればすぐに御浜小屋ですが、今シーズンの営業は終了してました。もう少しやってくれればいいのに……といつも思います。

あ、トイレは空いてますよ!

ここも5分ほど休憩してすぐに出発!先は長いからね!

少し歩いてから御浜小屋を振り返る。秋の色もあいまって哀愁漂う感じ。

夏は真っ青に見える日もある鳥海湖。秋がはじまっています。

左に見える稲倉岳がどんどん下に。

景色のいい”扇子森”。誰もが写真を撮るために足を止めるポイントです。鳥海山山頂・新山もはっきりと見えてます!

それにしてもこの日は登山者が多かった。三連休の中日をナメてました……。

まるで、鳥海山全体で団体登山してるみたいだった。笑

秋ですねぇ。

気持ちのいい扇子森ハイクが終わると、またまた登りになります。

ここが地味に足にくるんだよ……。

八丁坂の登り。まだ山頂まで約3kmもある……。

振り返って景色を見る、というていの休憩。笑

こんもりした鍋森、その奥に笙ヶ岳が見えます。いい景色だー!

花が終わったチングルマ。この状態で固まってます。ロックをかんじるぜ。

七五三掛(しめかけ)は景色がよくベンチもあるいい休憩ポイントです。人がたくさんいたので今回はスルー。

少し登ったところにある分岐を目指します。

千蛇谷・外輪山分岐

分岐到着。左に行けば千蛇谷、右に行けば外輪山です。

今日は左、千蛇谷へ向かいます!

千蛇谷への下りはかなり急です。整備されているものの、滑って尻もちをつきそうになる箇所ばかり。

そうならないように踏ん張るから、かなり膝にきます。

夏であればここから雪渓を登っていくけれど、9月ともなれば雪渓はほぼなくなってます。

すぐに対岸に渡って千蛇谷の長い登りスタート!

最初は生い茂った草の中を登っていきます。つまづかないように注意。

次第に視界がひらけ、それとともに登りも急になってきます。足がどんどん重くなる……。

前半はいいペースだったけれど、ここにきてガクンとペースダウン。久々のロングコースはなかなかハードです。

御室小屋

千蛇谷の辛い登りが終わると目の前に御室小屋が!山頂・新山への取り付きもすぐそこです。

それにしても人が多い。写真では伝わりにくいけど、山頂まで渋滞ができてました。

こんなに登山者がいる鳥海山ははじめて。ビビってしまい、本日の山頂は御室小屋前の休憩ポイントとしました!なんて贅沢!笑

お昼休憩もかねて30分ほどゆっくりしました〜。鉄板持ってきて焼肉やってる人もいました!すごい!

外輪山へ

休憩後、外輪山へと向かいます。

ここの急登が個人的にかなり危なっかしい場所。ただでさえ急なのに浮石が多いので、落石しないように気をつけながら下るのはけっこう大変だと思います。

なので、私はいつも登りで使います。下る自信はないな〜。。。

この日も下りかけて、途中で引き返した登山者が何人もいました。

外輪山到着!ここからは絶景を楽しめる稜線歩き!……のはずだったけど、残念ながらガスガスです。

百宅口コースとの分岐。まだ登ったことのないコースです。

こちらからもいつか登ってみたい!

振り返るたびに秋。

数時間前に登ってきた千蛇谷の登山道が見えます。あそこ登ってきたと思うと人間ってすごいな〜って思います。

自分の足できちんと歩けている。これを再確認するために山に登りにいくのかもしれないな。

伏拝岳に到着!ここは湯ノ台コースとの分岐でもあります。

山と高原地図では、ここの分岐は非常にわかりづらく、行者岳方面からくる場合(私がきた方向)分岐からの道が並行し迷いやすいので注意、とのこと。

外輪山をそのままいって御浜方面に行くつもりが、気づいたら湯ノ台コースにはいってしまっていた、となりやすいです。

この日も「御浜ってどっち行けばいいの!?」と言いながら湯ノ台コースへ進んでいる登山者がいたので、声をかけて教えました。

この時期のハイマツ。色味が少し薄くて綺麗。夏のビカビカした緑よりこっちのほうが好き!

右側には月山森が見えます。あそこらへんも徘徊したいポイントのひとつ。

文殊岳までやってきましたー。展望はいまだガス。てか、どんどんガス。

外輪山ハイクはもう少しで終わり。残念!

外輪山が終わり、登ってきたコースと合流しました。

あとはきた道を戻るだけ。奥に扇子森の急登が待ち構えてますねー。

あああダイブしたい!と思わずにいられないモフモフ加減。

歩けばあるくほどガスガスに。残念だけど、これもある意味登山の醍醐味かもしれません!(無理やり)

鉾立登山口 下山完了

休憩をはさみながら無事に下山。時刻は17時頃でした。

今時期だと17時半すぎには日没となります。18時にはかなり真っ暗に!。ヘッドランプは必ずもっていったほうがいいですよ!

久々にがっつり歩いて足が悲鳴をあげています。象潟口コースは石の上をいくのが多いので足がやられます。

それでも、半日にわたって山を堪能できたことで心は大満足!夏に来れなかったので嬉しさ倍増!

来年は小屋泊したいな。いろんな意味で日本一だと言われるあの小屋に……。

ではまた!

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