山行レポート

【鳥海山・笙ヶ岳】のんびり稜線歩きと自粛中に育ったワガママボディ(2020/8/21)

コロナにビビって勝手に自粛強化していましたが(けして自粛警察ではない)、久々に山に登ってきました!

当初は秋田駒ヶ岳に行く予定でしたが、先月、八合目登山口の近くで熊に襲撃されるという事故が発生してしまいました。

なので、なんとなく気が引けて鳥海山に予定変更。

自粛中にだらけきったワガママボディと再発した腰痛が心配だったので、今回は無理せず、新山のピークではなく笙ヶ岳のピークを目指すことにしました。

【鳥海山】2020年8月21日 鉾立登山口〜鳥海湖〜笙ヶ岳 〈象潟口コース経由〉

笙ヶ岳へ行くルートはいくつかあって、自分はその中の一つ

鉾立登山口→鳥海湖→笙ヶ岳

という象潟口コース経由で歩いてきました!

今年(令和2年度)、御浜小屋と御室小屋は営業していません!

【併設されている公衆トイレについて】
御浜公衆トイレ・御室公衆トイレは使用不可、と公式HPに記載がありましたが、この日(8/21)に汲み取り作業を行っており使用可能となりました(9月下旬まで)

その他の注意点はこちら。

  • 鉾立駐車場の公衆トイレが9月上旬以降使用不可となるようです(張り紙あり)
  • 各自でコロナ対策をしっかりとってもらうよう張り紙がありました(除菌シート、ウェットティッシュ等を持参するなど)

詳しくはこちらをみてください

鉾立登山口

朝7時半頃に登山口駐車所に到着。そそくさと準備するものの、久々の登山で

「あ、あれ忘れた」
「あ、これも忘れた」
「あー!あれも忘れてるー!」

……夏休み明けの新学期みたい。笑

幸い登山できないような忘れ物はなかったので、そのまま続行。

準備を終えたら、まずはトイレを済ませておきます。いつものように公衆トイレへ向かうと、こんな張り紙がありました。

9月上旬から使えなくなるってよ。紅葉の時期は確実に使用できません。

登山口にある鉾立山荘は宿泊メインだからトイレ借りれるか微妙だし、もう一つの山荘やビジターセンターはそもそも早朝から開いてないし……。

紅葉登山を象潟口コースで計画している人はトイレ済ませてくるか、携帯トイレ持参することをおすすめします。

熊に注意

さて、登山届けを記入していざスタート……したいのだが。

登山口の文言に見入ってしまいました。

「熊に注意」

下の方になにやら書き込まれていました。おとといの13時頃に出たらしいです。ここから100m付近だってよ。近くね!?

ここで作業員の方に声をかけられしばしお話しましたが、どうやら少し歩いたところにある展望台付近で目撃されたとのこと。

めっちゃ近いやんけ……!

今年は北アルプス界隈でも熊の被害が相次いでいます。テント襲撃や車上荒らし、盗難など。文字だけ見るとまるで人間の犯罪。

お互いいがみ合わずに、なんとかうまく共存していきたいもんですなぁ。

この日(8月21日)も賽の河原周辺七五三掛周辺で目撃情報があったようです。

呑気に賽の河原でおにぎり食ってたけど私……。

とにかく暑い登山道

象潟口ルートは日陰が少ないコースなので夏はとにかく暑い。

この日の気温は余裕で30度超え。日差しがきつく、ちょっとした日陰で止まっては水分を補給。

こんなときハイドレーションっていいよね。めっちゃ楽に水分補給できる。


 

私の使っているザックは背面がメッシュになっているので、凍らせたハイドレーションを隙間に入れて背負えばめっちゃ冷たくて最高。

しかも冷えた水を手軽にちゅーちゅー飲めるんだから、暑い日の登山はこれ一択!

▼この記事で書いている「ドイター フューチュラ30SL」がそのザックです!

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賽の河原

標準タイムぴったりで賽の河原へ到着。

いつもは標準タイムより早く到着できていたのに、やはり肥大したワガママボディが効いてるなぁ。笑

暑さにもだいぶやられてヘバってしまったので、ここで座ってしっかり休憩をとってから再スタート。

この先の登りが終われば御浜小屋。汗だくになりながらワガママボディを前へ前へと向かわせます。

今日は登山開始直後から頭上をヘリが行き来していました。公衆トイレの汲み取り作業に関する飛行かな?

この日から御浜公衆トイレと御室公衆トイレが使用可能となりました!(9月下旬まで)

除菌シートやウェットティッシュ等、各自で持参してコロナ対策してください、とのこと。

飛んでは戻りまた飛んできて……ってずーっと行き交いしてたので熊に威嚇してるのかと思った。笑

御浜

御浜到着。夏のお花がまだちらほら咲いていたけれど、秋の気配もまざりつつあってだいぶ落ち着いた雰囲気でした。

向こうに山頂(新山)がはっきりと見えてます。

鳥海湖に到着すると絶対このアングルの写真撮っちゃう。何枚あるかわからんこの風景写真。笑

久々に見る鳥海湖ややっぱり最高。そして、やっぱり風が強いねここは。

特等席(ただの岩)に座ってしばし休憩。食事したり、撮影したり、のんびり過ごしました。

笙ヶ岳へ向かう

ここまでは象潟口コースをきましたが、御浜からは長坂道コースへはいります(写真の矢印と反対方向)

展望のいい登山道をてくてく歩いて笙ヶ岳へ向かいます。

お空に映える稲倉岳。

このアングルいいね〜!

鳥海湖と頂上を見ながら歩くこの登山道めっちゃ好きなんですけど!

各分岐

少し下ると分岐があります。笙ヶ岳って書いてますね!

左に行くと鳥海湖の湖畔へ。そこから鳥ノ海分岐を象潟口コース(御田ヶ原分岐)まで歩くルートがすごい良かったのを今でも覚えてます。

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今日は笙ヶ岳方面へまっすぐ進みます。

もうちょい進むと吹浦口コースとの分岐に到着。

ここから三峰、二峰と山を二つ超えて笙ヶ岳へと向かいます。

冬にボード背負って登ったことはあるけれど、グリーンシーズンは初めて。どんな景色なのかワクワクすっぞ!

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しかも、笙ヶ岳へのルートはたくさんの高山植物が楽しめるルート。

少し時期が遅いからあまり期待してなかったけど、すれ違ったお爺さんに「まだ少しお花残ってるよ!」と教えていただきテンションアップ!

少しのアップダウンと稜線歩き

少し歩いて振り返るとこの景色。たまらんね。

三峰、二峰と越えていきます。登りは危険ではないけど、ザレてたり急な箇所があったりするので一歩一歩確実に。

左側は千畳ヶ原や月山森がある方面。雲の中かな?

ちらほらお花が残ってました!

お花と空と雲もくもくってめっちゃ夏って感じ。

三峰、二峰と越えて本命の笙ヶ岳がやっと見えました。もうちょい!

コバギボウシ。いい色。

雲がとぎれた隙にパシャり。流れる山肌を一望。最高!

稜線歩きはやっぱり楽しいなぁ〜と思いながらのんびり歩きます。

笙ヶ岳到着

のんびり歩いていたらいつの間にかひらけた場所に出て、進むとどんどん下り道に。

あれ……と思って現在地確認したら、今いる場所が笙ヶ岳と重なっている……。

どうやらここが笙ヶ岳のピークらしい。通り過ぎるとこだった!笑

奥のほうに三角点のようなものは見つけた。

花のピーク時に来てたらそこらじゅうお花畑で大興奮だったんだろうけど、本日の笙ヶ岳は少々寂しい雰囲気。

しかも風が強くなってきて、ガスもかかってきて展望もないのですぐに引き返すことにした。笑

来た道を戻ります。

戻ってるときの景色のほうが個人的に好き。

だから何枚も無駄に写真撮る。笑

晴れたりガスで真っ白になったり、を繰り返すので、タイミングみて写真タイム。

一気に御浜まで戻ります。

途中、象潟口コースの賽の河原へ抜けるルートもあるのだけど、詳しく知らないのとトイレ行きたくて御浜まで戻りました。

下山

御浜でトイレを済ませ、登りと同じく象潟口コースで下山します。

この時期は雪渓がないので、歩くのはずーっと固い岩の上。下山時はこれが足にくるんだよなぁ。(雪渓があれば雪の上歩くから少し緩和される)

でも整備がされていてとても歩きやすいコースであることに間違いなし。

舗装されたコンクリ道までくると「帰ってきたー!」って気になります。(わかる人いる!?)

無事に下山して、下山届け書いて終了!がんばった、私のワガママボディ!笑

次回は頂上を目指すか、千畳ヶ原あたりを紅葉の時期に徘徊しようかと思います。それまでに少しでもダイエット頑張る!笑

ではまた!

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